2011年7月13日水曜日

物産展でチョット良い話

 相模大野の伊勢丹が物産展終わり沖縄へ帰ってまいりました。しかしスタッフをチェンジし、引き続き伊勢丹府中店で物産展は行われています。
 

さて、さて、相模大野伊勢丹店で少し良い出来事がありましたのでチョットその話を致します。物産展の初日化粧品にご興味を持って頂いた女性のお客様がおりました。試供品が有れば「一度お試しになって下さい」と言えるのですが、渡す試供品が有りません。でも、凄く興味があるのでしょうね、名残惜しそうに「それじゃまた来ますね」と、軽く会釈をされたのを覚えています。それでも気持ちの整理が付かないらしく後ろ髪を引かれながら売り場を後にしている。そんな空気が漂っていました。その時です、ふと、トライアル用の化粧品を少量ですが持ってきているのを思い出したんです。慌ててそのお客様を呼び止め、荷物の奥にしまい込んでいたトライアルセットを取り出し「これ使って下さい。もし使ってみて良かったら買って下さい。次の月曜日までやいますから」そう言ってそのお客様にそれをプレゼントしました。そして最終日、物産展の閉店が5時と言う事で、売り場が騒然と片付けを始めた時でした。撤収作業と荷物でごった返しの中、「化粧品のセットを下さい」と、積み上げた段ボールの前にそのお客様が立っていたのです。そうです、最終日「次の月曜日に」わざわざ来て頂いたのです。「ありがとうございました」片付けをしているスタッフも一旦手を止め、揃ってお礼を言いました。その化粧品を手にしたお客様は、ニッコり笑って「新商品が出来たら連絡下さい」と言って住所を伝えると、物産展の撤収作業で慌ただしい中を帰って行かれました。心の奥で何度も何度もお礼を言っていました。一週間の物産展、慣れないたち仕事でヘトヘトでしたが、そんな疲れも忘れてしまいました。終わりよければ全て良し。そんな物産展でした。

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